前十字靱帯再腱術は整形外科疾患でも良く担当する症例でスポーツ外傷の中でも多くみられます。
多くの前十字靱帯再腱術症例を経験する中で難しいと想う事は最後の復帰段階です。
半月板を縫合するか、切除した場合にはさらにその難易度は上がりますし、その理由も理解する必要がありますね。
やはり多くの症例を担当しないと分からない事が多いです。理想的には最終的な復帰時のパフォーマンスを想定しながら逆算して、早い急性期の段階で患部外を含めて治療が出来るかどうかは重要です。
また、これは持論ですが前の状態に戻す事はしません。なぜなら、折角手術して理学療法士として関われる訳ですから、再発予防だけでなく、パフォーマンスアップに繋がるようにしています。
怪我をして良かった!と思えるのって本当に大変な事ですが、この言葉こそが、スポーツや外傷に関わるセラピストとして最高の褒め言葉ではないでしょうか。
経験から生まれたスキルのエビデンスは選手が示してくれます。臨床では1人1人に合わせた施術が求められると想います。
最後の違和感や怖さ、不安感をなくし、かえってパフォーマンスが向上するスキルを今後提供出来たらなぁと考えています。
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